
レーザーで偽造に対抗
偽造はエレクトロニクスの世界で巨大なビジネスとなっており、手を変え品を変え、あらゆる方法で行われています。メーカーからサプライヤー、エンドユーザーにいたるまでサプライチェーン全体にその脅威は広がっています。この脅威は今後も広がることが予想されており、国際商標協会(INTA)と国際商業会議所が2017年に発表した報告書によれば、偽造とプライバシーの世界経済価値は2022年までに2.3兆ドルにまで上り、社会的、経済的損害額は1.9兆ドルにもなるということです。
オンラインのデータベースで比較したり、既に知っているベンダーのみ利用するなど、偽造に対抗する方法はもちろんあります。しかしいかなる偽造対抗措置も、純粋なパーツにそれぞれ固有のEpilog Laserシステムで作れるような識別マークを彫刻することほど、即効性のある確実な方法はありません。
レーザー彫刻の最も価値ある使い方の1つは、ありとあらゆる素材に名前やシリアルナンバー、会社のロゴや識別マークなどを恒久的に印字するその能力を活用することです。エレクトロニクス製品に一般的に使われる素材にも印字することができます。Epilogの彫刻システムは高解像度(最大 1200 dpi)での印字が可能なため、非常に小さい面積でも質の高いマーキングを施すことができます。会社支給の携帯電話やノートパソコン、プリント基板、シリコンウェーハや半導体パーツにもマーキングできます。
カスタマイズ可能なブランディングに加え、Epilogシステムはバーコードやデータ マトリクス コード、人間が識別できる文字などの形式の、固有の識別コード(UID)にも対応しています。これらは米国政府の財産購入における識別やトレーサビリティ、アカウンタビリティに必要な要件で、個々のパーツあるいはアイテムに貼り付けられた取り外しできないタグのいずれかに直接適用されます。EUではCEマーキングが、製品が必須要件を満たしているかの標準指標となっています。これはエレクトロニクスを含む幅広い製品群に義務付けられており、いずれもEpilogシステムで作成可能です。
偽造は今日の製造情勢の中において看過できない問題で、その全ての側面を一挙に解決できるツールはありません。しかしサプライチェーンのどのような段階でもレーザー システムを導入すれば、所有物をもっと安全にし、製品の信頼性を高め、ビジネスをより安定させるための、すばらしく費用効果も高いソリューションになることでしょう。また、システムを適切に融合させることで、より安全で確実な世界への重要な一歩に繋がるはずです。
レーザー機器による識別マークの作成に関する詳細は、当社までお問い合わせください。お近くの販売代理店でデモをご用意します。
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Epilog Laser について
以来、Epilog Laser は、木材、アクリル、プラスチック、布、ゴムなどをはじめとする多数の材料の彫刻と切断を行えるフライングオプティクス方式のCO2 およびファイバーレーザーシステムを設計、製造してきました。Epilog は、全タイプの製品にこれまでにないマーキングと切断品質をもたらすレーザー システムの開発を得意としています。また、手頃な価格の使いやすい、汎用性と信頼性に優れたシステムを製造しています。